osuの新着情報
大産大発VB・オーエスユーとアドバンス インドの飲料水浄化支援
銀イオン殺菌法を活用 【日刊工業新聞 2003年11月18日(火)】

大阪産業大学発ベンチャー企業であるオーエスユーは、アドバンスとインドの飲料水浄化対策への支援に乗り出す。降雨量減少、貯水の腐敗を受けた飲料水の浄化対策に頭を痛めるインドの水事情に対応するもので、両社が産学連携の燃焼合成法で商品化した「銀イオンによる殺菌方法」を水質浄化に活用する。

産学連携の成果生かす

この燃焼合成法は、複数の素材を合成する際に発生する2000度C以上の科学反応熱を利用して不純物を気化し高純度の多孔質体生成物を低コストで製造するもの。山田教授が確立した技術。00年12月、大阪産業大学と共同出資でオーエスユーを設立している。
同技術を活用、商品化したチタン、銀合成のペレット状の多孔質体(直径20ミリ、厚さ10ミリ)は水中で銀イオンを放出し、バクテリアなどの微生物を殺菌する効果がある。
殺菌力は塩素に比べ約10倍で、持続効果も高く、無毒のため殺菌水として利用分野を検討していた。今回のインドの飲料水浄化は、インド総領事館とインド系商社のトラバリー商会(いずれも大阪市)が多孔質セラミックスを水中に浸けておくだけで殺菌、浄化できるという低コスト商品に関心を寄せていた。サンプルを提供、現地に送り試験する。インドの水事情は、降雨不足のため都心部では20時間の給水制限が続いている。
水道の無い地方でも水がめに貯水している飲料水が腐敗し、井戸を深掘りするとヒ素、塩分を含んだ水が出て健康を害している。

 
< 前へ   次へ >