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独創性発揮するモノづくり
話題の製品紹介 【日刊工業新聞 2003年11月5日(水)】

モノづくりの街、大阪府東大阪市・八尾市・大東市など東部大阪地区の企業群は、独創技術を駆使した商品開発に挑んでいる。長期不況期にあっても開発力は旺盛だ。華やかさに乏しい地味な技術がほとんどだが、顧客である産業界の生産システムを変えるほどの提案も行っており、経済貢献度も高い。この地区から今生み出され、話題になった製品を紹介する。

高効率の淡水化、製塩システム開発

オーエスユー(大東市、072-875-1594)は太陽光を使った、高効率な自然蒸発法「海水淡水化、製塩システム」を開発。増幅レンズ、光ファイバー組み合わせの集光装置と海水の吸引、蒸発には多孔質セラミックスを使用。10時間の日照で1平方メートルの海水面から1日70リットルを淡水化、3キログラムの製塩化に成功。従来技法の10倍の効率。災害時離島向け。


産学連携体制強める3大学

モノづくり中小企業が集積する街・東部大阪地区で、事前の研究開発部門がない企業にとって大学が保有する知的財産・資源への公開期待は大きい。大学側も少子化による入学者減などで厳しい環境にあり、生き残りをかけて地域振興、新産業創造に向けた積極的な取り組みを地元企業・団体と連携しながら行っている。近畿大学、大阪商業大学、大阪産業大学の活動を追ってみた。

【大阪産業大学】
◎産学連携の専用施設を完成
◎「材料」、「環境」などで貢献
大阪産業大学は産学連携の窓口を産業研究所に置き、事業を活発化させている。拠点施設は02年4月に総工費10億円を投じて完成した「新産業研究開発センター」。別途、研究開発の施設は約8億円かけて設置した。産学連携に的を絞った施設は全国の教育機関でも珍しい。
同センターは材料系を得意とし、センター内のハイテクリサーチセンターの研究は文部科学省の選定を受けた。燃焼合成法、プラズマ溶射法、イオンビーム蒸着法という三つの新技術で生み出す新素材と組み合わせ、半導体素子やオプトエレクトロニクスデバイスなどを製造する新システムづくりを目指している。

 
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