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真水転換大幅アップ太陽エネルギーで海水淡水化
(株)オーエスユーは太陽エネルギーによる自然蒸発法で真水への転換能力を大幅に引き上げる海水淡水化技術の開発にめどをつけた。  【日刊工業新聞 2002年8月7日(水)】

独自開発の多孔質セラミックスに生じる毛細管現象によって、海水の蒸発能力を高めた。日照時間10時間を前提に、1平方・の海面から1日に35・に及ぶ真水の所得が可能になるという。これまでトルコで同6.7・の自然蒸発法(ベイスン型法)による真水転換の記録があり、これを大幅に更新する。
同多孔質セラミックスは燃焼合成によって製作した炭化チタン(表面は酸化チタン)で3次元網目構造となっている。平均孔径は10マイクロ-50マイクロ・で、この細かい3次元網目構造が強力な毛細管現象を創出する。
同社は直径30・の海水面に直径6・、高さ20・の同多孔質セラミックスを5本立てた。これらをガラス容器に入れ、太陽エネルギーにより海水から蒸発した水滴を一定の方法で採取した。
これで日照時間10時間で1日2.5・を安定的に採取できた。こうした安定採取から海水面を1・に拡大すると、35・の真水転換は可能としている。
海水淡水化法には、自然蒸発法のほか、加熱蒸発や真空蒸着法、逆浸透膜法、電気透析法などがある。自然蒸発法の魅力はエネルギーコストが唯一、不要なこと。
(株)オーエスユーは大阪産業大学発のベンチャー。同研究開発は、経産省から即効型地域新生コンソーシアム研究開発事業の指定を受けた。

 
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