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多孔質で表面積より大きい電解水精製装置向け 白金より低コスト
大阪産業大学教養部の山田修教授、生産システム工学専攻の松本弘司教授らの研究グループは、独自の燃焼合成法で多孔質電極を開発した。 【日本工業新聞 2002年4月30日(火)】

多孔質のチタン系非酸化物セラミックス電極を開発した。多孔質で表面積が大きいため効率がよく、電極を小型化できるほか、現状の白金を使う電極に比べて材料や製造の面で低コストが見込める。白金の弱点である強酸性や強アルカリ性など水素が発生しやすい溶液中でも劣化しない。すでに大手家電メーカー数社から電解水精製装置などの電極用に引き合いがあるという。
新たなセラミックスの燃焼合成法は、金属チタンと窒化ホウ素や炭化ホウ素の粉末を混ぜてプレス成形し、端面をレーザーなどで加熱して着火する。化学反応によって3000℃近い高温で連鎖的に反応し数秒で焼結が完了する。アルゴンなど不活性気体中で反応させると、窒化チタンと炭化チタンやホウ化チタンの多孔質のセラミックスができる。
絶縁体の酸化物セラミックスとは異なり、金属並みに電気を通す点が大きな特徴。

 
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