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体積1/10、寿命2倍オーエスユー非酸化物セラ利用
(株)オーエスユーは寿命が従来の2倍以上という非酸化物セラミックスによる電解水用電極材を開発した。 【日刊工業新聞 2002年4月17日(水)】

3次元網目構造の多孔質体のため表面積が極めて大きく、電極材料の体積を従来の1/10以下にできる。寿命が2倍になるため、コストも白金メッキのチタンと同等になる。
ホウ化チタンと窒化チタンを燃焼合成で製作した複合材料で、セラミックス特有の高耐食性を持つ一方、非酸化物であることから導電性も確保できる。高耐食性と導電性の両立によって、従来の電極材料である白金メッキで表面処理したチタンより耐久性で大幅に上回る。
食品の殺菌などに使用する電解水の製造には、希塩酸や食塩を含有させて殺菌力の強い次亜塩素酸を創出する。この際、塩素が電極材料を劣化させる一方、電気分解で水素がチタンに溶け込むこともある。
このため、金属中最も耐食性が高いとされるチタンに白金をメッキしても寿命は50000時間が限界という。
これに対して、ホウ化チタンと窒化チタンの非酸化物セラミックスは、耐久性実験で1万時間以上の寿命を確認した。気孔率50%、平均細孔径50マイクロmという多孔質体であるため、電極材料の体積を大幅に小型化できる。
化学反応熱を利用して化合物をつくるのが燃焼合成。2種類以上の元素を混合した上でレーザーや放電熱を与えると、その部分が化合物となり3000℃という高温を発する。それから周辺に化学反応が次々と連鎖して化合物ができあがる。同社は大阪産業大学発のベンチャー。

 
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